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9.272016
どうしてもカフェを開業したい。開業までのステップを知ろう
最近、飲食店の開業で理想の空間で美味しいコーヒーや料理、癒やしの空間を提供したい。というおもいでカフェを開業したいと希望する人が増えています。
現在ではコーヒーの専門店もありますし、それほど低価格でもないのにコーヒーやお店の雰囲気で人気があるお店があります。
たしかにカフェを開業すれば、繁盛店がつくれるかもしれませんが、理想の空間をつくるには、必要なステップがありますの順番に解説していきます。
カフェ開業のために必要なこと。
カフェを開業し繁盛店にするためには、あなたの理想だけでは成功は難しいでしょう。どのようなカフェにしたいのか、といったコンセプトが必要ですし、資金や集客に関する知識やコツも知っておく必要があります。
1)カフェのコンセプトを決め、理想のお客さん像を固める。
カフェにはコーヒーや紅茶の専門店、ケーキやパンがウリ、ほかでは飲めないコーヒーが飲めるなど、いろいろな特徴があったり、趣向を凝らしたりしているカフェも数多くあります。こだわりを持ったコーヒー専門店なども多く、そのなかで個性を発揮しないと集客は難しいです。
どのようなカフェにしたいのか、コンセプトやターゲットとなるお客様を決めることが大事です。コンセプトが確立していないと、あやふやで統一性のないお店になります。何かを決める際にも迷ってしまい、特徴を打ち出すことができなくなってしまいます。
コンセプトを決めることで、立地やメニュー、集客方法なども自然と決まってくるのです。まずはどのようなカフェにしたいのか、自分の理想や思いを確認してみましょう。
2)カフェを開業する理由をもう一度確認
開業をしてお店を継続させていくのは簡単なことではありません。精神的にもつらいことがたくさんあるでしょう。それを乗り越えるためにも、カフェを開業したいという熱意がどこまで本当なのかを自分でも確認してみましょう。
なぜカフェなのか、ほかの飲食店ではいけないのか、どういった目的でカフェを開業したいのか、お客様にどんな空間やドリンク、料理を提案し、どのように感じてほしいのか、といったことを再度確認してみましょう。
カフェを開業することで、社会的貢献ができるのか、お客様にとってどのような魅力を感じてほしいのか、といった点を再認識することも重要なことです。
3)カフェ開業の成功例
大きな窓とオープンテラスが特徴の「ボウルズカフェ」。ボウルに入ったボリューミーな料理をメインに出しているカフェです。こちらのカフェは雑誌などにも取り上げられ、遠方からもお客さんが訪れるという人気のカフェです。
開業したのは元OLの二人の女性です。30歳前に起業したいといった希望があったそうです。何をするかを決める際には、何が好きか、二人の共通点は何かを話し合い決めました。
開業する際に行ったのが、ブレのないコンセプト作りでした。内装や小物、色や素材にいたるまで細かく決めたそうです。切り抜きなどをして具体的なイメージを作っていき、意識を共有するよう努めました。
コンセプトでもあるほっこりと和んでほしいという思いがあり、目の前が公園でリラックスできる環境を見つけて、内装は雑貨屋さんのような雰囲気に。居心地のいい雰囲気作りのため、店員の服装や表情、メイクにまで気を遣っています。そうした徹底したサービスと、お客様のことを第一に考えた細やかなコンセプトが人気の理由なのでしょう。
カフェ開業に必要な資金の集め方
1)必要な資金の内訳
カフェの一般的な開業資金は、平均で500~600万円といわれています。もちろん、開業する規模や場所、設備費用などによって費用は大きく変わりますが、何にどれくらい費用がかかるのか、目安を知っておきましょう。
開業する際に大きく費用がかかるのが物件に関する費用です。開業時には半年から10か月ほどの保証金が必要です。さらに1か月分の前家賃に仲介手数料も必要です。立地にもよりますが、100~500万円は見ておいた方がいいでしょう。
内装工事費用は何もかも最初からそろえるとなると、1,000万円程度かかってしまうこともありますが、居抜き物件で水道やガスなどがそろっていればそこまではかかりません。300万円程度と考えておきましょう。
さらに、厨房機器やオーブン、エスプレッソマシン、冷蔵庫、製氷機、空調設備などの設備や機器、食器やテーブル、イスなどの備品が必要です。これらの費用は300万円程度が目安です。ほかにも宣伝費や集客費用として、100~300万円程度は見ておきましょう。
また、最初から黒字で利益が出ることはほとんどないので、運転資金も必要です。半年間程度のランニングコストとして100万円以上は用意しておきましょう。
2)助成金・補助金など
開業資金を集める方法として、日本政策金融公庫などからの融資もありますが、飲食店向けの助成金や補助金があるのをご存知でしょうか? ひとつは創業補助金というものがあります。2013年から開始した制度で、個人や中小企業に対して、最大200万円の補助金を出してくれるというものです。利益に応じて補助金を返還することが義務となっています。
また、日本商工会議所、全国商工会連合会が運営しているのは小規模事業者持続化補助金です。申請する際には経営計画書を提出します。店舗のバリアフリー化や宣伝費などにも活用できます。
さらに中小企業庁の新・ものづくり補助金という制度もあります。革新的な取り組みに対し、国が支援してくれるもので、支援金が700~1,000万円という大きい金額なのが魅力です。アイデアに自信があるなら申請をしてみるといいでしょう。
3)資金を安く抑えるポイント
融資を受ける、補助金を受けるといった資金集めも必要ですが、できるだけ開業資金は抑えたいものです。そのためにはどのような方法があるでしょうか?
開業資金において大きな割合を占める物件取得費用。これを安く抑えるのがポイントです。基本的には以前が飲食店だったという物件を探します。居抜き物件であれば水道やガスなどの設備が整っているケースが多く、カフェであれば特徴的な設備や備品がついている場合もあります。
また、一人で開業するのではなく出資者を募る、パートナーを作るといった方法もあります。一人の開業資金が300万円でも、2人なら600万円になることもあります。出資金が倍になるのは魅力です。パートナーは意識や価値観、目的が同じである、または自分の意向に賛同してくれることが大切な条件です。
カフェ開業必要な資格・免許
1)最低限必要なものと、その取り方
カフェを開業する際に最低限取得しなければならない資格が、食品衛生責任者資格です。施設ごとに1名設置しなければいけません。食品衛生責任者になれるのは、調理師や栄養士といった資格を持っている人ですが、持っていなくても食品衛生協会が行う講習を修了することでも取得できます。講習は1日なので、取得は難しいものではありません。
収容人員が30人以上のお店の場合は、防火管理者を設置する必要があります。防火管理者の資格も講習を受けることで資格を取得することが可能です。
延床面積が300平方メートル以上の場合は甲種防火管理者、300平方メートル未満の場合は乙種防火管理者を受けます。甲種は2日、乙種は1日での講習です。
さらに営業許可申請を提出することが必要です。誰がどこで営業するのか、といった内容を記入して提出します。
2)もっていると経営の幅が広がるものと、その取り方
カフェの開業に調理師免許は必ずしも必要な免許ではありませんが、調理師免許卯を取得することで、食中毒の予防知識や料理についての正しい知識を学ぶことができます。調理師免許を持った人が作っていれば、お客様に安心感を与えることもできます。 調理師免許を取得することで、食品衛生責任者の講習が免除になります。
調理師免許を取得するには調理師学校に行って1年以上勉強するか、飲食店で2年以上実務経験を積んで調理師試験に合格する、という方法があります。
カフェを開業するための手段
1)ゼロからお店を持つ
独立してカフェを開業するということは、自分の決めたコンセプトで理想のお店を持つことが可能です。夢が実現することはやりがいもあり、うれしいことですが、物件を探したり、設備を整えたり、集客についてさまざまなアイデアを出したりしなければならないという苦労は多いです。
一人で調理をして料理を運ぶのは大変ですから、スタッフが必要になるでしょう。その際には募集をして、面接をして、しっかり仕事をしてくれる人を探さなければなりません。自分のお店に対するコンセプトを理解し、共感してくれるスタッフが必要です。
独立してカフェを経営するには、家賃や設備費用などもかかります。開業資金も必要で、不足している分は融資なども考えなければなりません。さまざまなことをクリアしていかなければ運営を続けることはできません。しかし、その分自分の希望通りにすることができ、集客もうまくいけばやりがいや充実感を感じることができるでしょう。
2)フランチャイズ経営を行う
経営の方法のひとつに、フランチャイズに加盟し経営をするという方法があります。フランチャイズであれば、本部から運営のノウハウなどサポートを受けることができるので、経営をするのが初めて、経営に関する知識がない、という人でも経営することができます。
物件を探したり、商品開発をしたりすることもなく、営業に専念することができるのもメリットです。知名度があり、商品やサービスについて知られているので、集客もスムーズにいくことが多いでしょう。
安心して経営をすることができるフランチャイズですが、経営の方法や商品、サービス、価格などについてはあらかじめ決まっているため、自分の創意工夫を入れて仕事をすることはできません。自分の理想を勝手にお店に反映することはできず、自由度は低いです。
利益はお店ごとに出るもので、ロイヤリティを支払わなければならず、制限されているなかで利益を上げなければならないという苦労はあります。また、ほかのお店でトラブルなどがあると、同じ加盟店の自分の店にも影響が出るということもあります。
まとめ
カフェ開業するには、まずコンセプトとターゲット層の選定を行いましょう。多様化するカフェ業界の中で、今はコンセプトが一番の売りです。自分の好きなことを活かしつつ、特徴あるお店に繋げていきましょう。
なぜカフェ開業をしたいのか、その熱意をもとに具体性ある計画を立てていくことが重要になります。
平均的な開業資金は平均で500~600万といわれていますが、業態や立地によって様々です。資金の調達方法を考え、黒字が出るまでの間の運転資金の計算もしておきましょう。助成金や補助金など、支援金を受けることも可能なため活用することをオススメします。
カフェ開業の際には食品衛生責任者資格が必須になります。調理師免許があれば免除されますが、1日講習で受けられるものなので取得しましょう。
カフェ開業の方法としては、全て自分で立ち上げるという方法と、フランチャイズに加盟するというやり方があります。開業資金は多くかかりますがアイディアを活かし理想のカフェを経営するか、自由度は低いながらもネームバリューで安定した経営を目指していくか、あなたのライフスタイルに合わせて考えてみてくださいね。
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