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10.42016
設計事務所と施工会社に別々に分離発注して飲食店をつくった場合の工事費用について
◎飲食店の店舗デザインの費用の流れを確認
店舗物件も決まったら次は店舗工事の番です。店舗工事には設計、施工、竣工といった順番ですすんでいき、その過程で色々と費用がかかります。では、これから設計、施工、着工、竣工までに必要になってくる費用を記載していきますので、ザックリと覚えていただければと思います。
1.店舗設計から竣工までの流れ
店舗設計
・ヒアリング
店舗オーナー様とお店のコンセプトや方向性などを確認。
・条件確認
物件の現場調査や予算など。
・デザイン
CGプランの作成、図面作成。
・施工会社選定
プラン、図面をもとに施工会社に工事委託します。
施工
・工程
仕様書をもとに工程表などを作成。
・見積
各工事業者へ見積依頼をします。
・着工
工事開始、現場管理。
竣工
追加、修正などがあれば対応し後に引渡し。
施工業者を決める際は入札して決定することもございます。
基本的に店舗工事には設計と施工に分かれていますが、それぞれどのようなことをするのか見ていきましょう。
2.店舗工事の費用には設計費用と施工費用の2つが発生します。
設計費用と施工費用の決まり方の基準などについて書いていきますので参考にしてください。設計事務所は図面を作成して業務を進めていきますが、その設計費用は概ね以下のように決まっていきます。
1)店舗面積から設計費用を算出
2)工事費用の割合(工事費用の数パーセント)から算出
3)にんく代、技術料から算出
店舗面積をもとに設計費用をきめる会社は大体6割、工事費用から算出している会社が2割、にんく代、技術料から算出している会社が2割程度です。設計会社へ店舗デザインや店舗設計を依頼した場合は、必ず設計費用が発生します。
設計契約をせずに作業を進めてしまい、途中で他社へ依頼するなどした場合は、それまでにかかった費用を請求されることがございますので、依頼前にどの時点から費用が発生するのか確認しておきましょう。
1)店舗面積から設計費用を算出
店舗面積から設計費用を算出するときは一般的に1坪あたりの単価が算出されます。飲食店の業種・業態によっても設計費用が異なる場合があります。
1坪あたり平均6万円程度といわれております。
2)工事費用の割合(工事費用の数パーセント)から算出
工事費用の一部から設計費用を算出する場合、10%~15%の設計料がかかってきます。
3)にんく代、技術料から算出
工事に必要な人数などによって設計費用を算出します。当然、多くの人が関わる工事であれば、より技術料もかかるので設計費用も高額になってきます。
設計時点の確認事項
・依頼前に聞いていた設計費用と違いがないか。
・設計費用の中に設計管理は含まれているか。
・設計変更になった際、追加費用が発生するか。
施工費用の内訳
施工費用には具体的にどのような項目があるのか?
仮設工事、軽鉄工事、木工造作工事、木製建具工事、造作家具工事、左官工事、化粧金物工事、塗装工事、ガラス工事、サイン工事、既成家具工事などの建築工事費と電気工事、防災工事、空調工事、水道工事などに分かれています。
施工費用も店舗の大きさや業態により変化します。例えば、ラーメン店や中華料理店などは必要な厨房設備もガスや電気容量も物販店とはまるで違います。
また、居抜き物件の場合は設備工事費用を大幅にカットできる場合があります。ただし、水周りの位置を変更するなどした場合は居抜き物件のメリットを生かすことができず施工費用も高くなりますので注意してください。
店舗工事における見積書チェックポイント
・○○一式という記載ではなく、きちんと内訳が細かく記載されているか
・使用する物の型番などが記載されているか
・別途工事がないか
実際の単価が適正価格かどうかは判断が難しいので、2~3社から見積をとって比較することをおすすめします。
まとめ
店舗工事を設計会社と施工会社で分けて分離発注する場合は設計費用と施工費用が発生し、支払い窓口も別々になるのが一般的です。
また、注意しなくてはいけないのが設計完了時点では施工費用が不明なことが案外多くあり、実際に施工費用の見積りをしたら当初の予算を大幅にオーバーするケースも少なくありません。
飲食店に限らず店舗工事が初めての方でしたら設計と施工を分けずに、設計から施工まで一貫して請け負ってもらえる会社へ発注するほうがリスクは少ないでしょう。
設計事務所でなくても設計・デザイン力の高い会社は存在します。
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第2回目 正しい見積書のチェック方法とは
第3回目 一括発注と分離発注について
第4回目 坪あたり15万円でつくる飲食店とは
第5回目 過剰値引のリスク
第6回目 工事費用が安くなる魔法のフレーズ
第7回目 笑う店と泣く店
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