ラーメン店を開業し経営を上手く行うために注意したいことはに「厨房の使いやすさ」と「客席の使いやすさ」があります。なぜならばラーメン店は他の飲食店業種よりもスピードと効率性が求められるからです。

そこで、ラーメン店の店舗デザインで注意したいことについて解説します。

ラーメン店の設計で考えたい２つのこと

水回り
ラーメン店では麺をゆでたり水をきったり、また、食器類を頻繁に洗うなどを含め大量の水を使います。そのため厨房内の水回りの使いやすさは調理の効率性に大きな影響を与えます。

一方で水道管やガス管、排水口などは簡単に移動はできないものなので物件を決める上で、まず厨房の使いやすさを考える必要があります。

オープンキッチン
ラーメンの魅力はなんといっても、その「熱さ」であり「できたて感」にあります。お客さまの目の前で麺をゆで、水を切り、湯気の立ち込める中ラーメンを素早く提供する。そういう視覚的にお客さまに訴えかけるため、ラーメン店ではオープンキッチンが多く見られます。

しかしオープンキッチンにするとその分厨房からの湯気や油煙もお客さまにダイレクトに伝わることになり、それを嫌がるお客さまもなかにはいます。ですので排気や換気には十分配慮が必要です。

また、食器類を洗ったりゴミを置いておく場所を客席と離すように設計することも重要です。

カウンター席を上手に利用する

ラーメン店の設計では、ほぼ１００％といっていいほど設置されているのが「カウンター席」です。これを設置するのには大きなメリットが２つあります。

それは
１.動線を最小限に抑えることができる。
２.空間を効率よく使うことができる。
の２つの点です。

１つ目の“動線”とは、店内における人の動きのことです。お店の中で一番混雑するのはメニューを提供すること、あるいは空いたお皿を片付けるという人の動きです。その動きを最小限におさえてくれるのがズバリ「カウンター席」となります。

カウンター席の良いところは厨房から直接お客さまに商品を提供することができるとこです。また、お客さまが食べ終わったときにカウンターの上に食器を戻すようにすると空いた食器を片付けるという行為も最小限に行うことができます。

２つ目の「空間を効率よく使うことができる」ことについてですが、ラーメン店は先ほども述べたとおりスピードが求められます。その中で店内のレイアウトはどれだけ多くのお客さまを、一定時間で回転させるかが重要になります。

そのとき、ボックス席などはスペースを余分に取ることになり効率的とはいえません。カウンター席だとスペースも最小限ですみ、お一人様も集客しやすくなるメリットがあります。

以上の２点でカウンター席は、ラーメン店の特徴と非常に合うのでぜひ有効活用してください。

ラーメン店の内装で利益も変わる？！

厨房・ホールの使いやすさはラーメン店の利益をさらに増やす要素です。この２つを十分に考慮した設計はスタッフはもちろんのこと、お客さまにとっても使いやすいラーメン店となります。

信頼のできる施工会社と共に費用面、機能面、デザイン性を考慮し、お客さまに愛されるラーメン店をつくってください。

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