一般的に「3年で回収できるかどうか」を初期投資額を決める目安のひとつとします。
不況の現在、内装工事にお金をかければ、その分、お客様が増えるという時代ではありません。店舗づくりにおいて重要なのは、内装デザインの豪華さではなく、どうしたら常連客を増やし繁盛店にすることができるかなのです。

そのため、飲食店を開業する際、まずは「3年で初期投資額を回収する」という想いで、毎日の売上げや利益、運営にかかるランニングコストを考え、そこから初期投資費用を試算することをおすすめします。

その中で捻出できた内装工事・店舗デザインの予算から「集客効果が出るポイントはどこなのか？」「何を店舗の”売り”にするのか？」「その”売り”を効率よくPRするためには、どこに費用をかければいいのか？」「限られた予算の中で、何をすれば費用対効果が上がるのか？」といったことを考えることが重要です。

単純に低コストに拘るのではなく、費用をかけるところはかける、かけないところは徹底的にかけないことでです。

内装デザインにお金をかけなくても「しっかりコンセプトが伝わり、お客様にリピートしてもらえる飲食店」をつくることは充分可能なのです。

そこで、デザインを工夫するだけで料金を抑えながらも、お店の印象を変えることができる店舗デザインのコツを３つご紹介します。

料金を抑える店舗デザインのコツ

1. 照明にこだわる
内装にそこまでお金をかけなくても、照明の当て方を変えるだけでお客さんからの見え方はガラリと変わります。スポットライトなどは天井にレールの取り付けを依頼するだけで、あとは好きなスポットライトを自分で購入し、角度や明るさについて調節することができます。

2. ディスプレイで魅せる
什器や基礎部分にあまりお金をかけなくても、アイキャッチとなるものを置くだけで集客効果を期待できます。たとえば、アクセントとなる色を取り入れたり、インパクトのある絵や置物を設置するといったピンポイントの工夫で、店内のイメージはガラリと変わります。

3. 本物と偽物を上手くミックスする
お客さんの滞在時間の長さや目に付きやすいかどうかを基準に、高価な素材とフェイクの使用を判断していきます。たとえば客席の壁は本物の石を利用して雰囲気を作り込みながらも、トイレの壁はフェイクの石の壁紙を使ったりと工夫することができます。

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[セミナーの内容]

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第2回目　正しい見積書のチェック方法とは
第3回目　一括発注と分離発注について
第4回目　坪あたり15万円でつくる飲食店とは
第5回目　過剰値引のリスク
第6回目　工事費用が安くなる魔法のフレーズ
第7回目　笑う店と泣く店

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