飲食店が坪単価15万円で造れる?!嘘、本当・・・
結論から言いますと、スケルトン状態から飲食店(業態は様々)を1坪あたり15万円で造れるか問われれば、相当なリスクを伴いますが、不可能ではないでしょう。
ただし、飲食店内装見積.comの加盟業者では、ハッキリ言って無理です。
では、どのような業者であれば造れるのでしょうか?
その前に、スケルトン状態から飲食店を造るには、どのような工事が必要になるのか、ざっと挙げてみましょう。
例)飲食店造りに必要な工事
・仮設工事(墨出し、足場・・・)
・LGS工事(天井や壁を造作する工事・・・)
・ボード工事(下地材に石膏ボードを貼る工事・・・)
・給排水衛生設備工事(トイレ衛生器具、グリスストラップ・・・)
・左官・タイル工事(厨房土間、カウンター基礎工事・・・)
・防水工事(厨房床・・・)
・電気工事(配線、照明器具・・・)
・空調工事(エアコン・・・)
・ガス工事(ガス配管工事・・・)
・換気工事(換気ダクト・・・)
・木造作工事(カウンター、吊り棚・・・)
・建具工事(扉や窓・・・)
・塗装工事(天井、壁、カウンター・・・)
・床工事(ビニールタイル、フローリング・・・)
・家具工事(テーブル、イス・・・)
・仕上工事(クロス、シート貼り・・・)
・サイン工事(看板、サイン・・・)
他にも必要な工事はありますが、ざっと挙げただけでもこれだけの工事が発生します。
上記の工事は専門工事になりますので、各専門業者へ発注し工事するのが一般的です。
もしも、これらの工事を人工(にんく)代 欲しさに個人の大工さん等が全て請け負って工事するのであれば、1坪あたり15万円で飲食店を造るのも可能かもしれません。
但し、そこには大きなリスクが潜んでいるのも事実です。
以下のようなリスクを伴います
リスクその1.
飲食店とは物販店と違い給排水衛生設備工事、厨房工事、換気工事など特殊な工事を必要としますので飲食店造りの経験豊富な業者でないと失敗する可能性が高いです。
リスクその2.
導線などを十分考慮せずに飲食店を造ると、お客様だけでなく、お店のスタッフにとっても使い難いお店になってしまいます。 実際、そのようなお店のオーナー様から大規模改修のご相談もよく受けます。
リスクその3.
個人(少人数)で全ての工事をしているので、材料の手配ミスや工事のやり直しなどで工期が大幅に遅れオープンに間に合わない可能性が高いです。
リスクその4.
ひと昔前、よくあったのですが、「とにかく受注してしまえ!」の業者に依頼すると工事途中で、次から次えと追加工事が発生し最終的に予算オーバーなんて事もあります。
リスクその5.
経営が傾きかけている業者は収支のバランスが悪くキャッシュフローが回らなくなっていますので、着手金を受取り工事途中で逃げてしまう者さえいます。
どんな業態の飲食店であれ開業すれば、「あなたは一国一城の主」です。そしてお店は、あなたの大切なお客様をお招きする城です。
その城をただ価格が安いという理由だけで造れるのでしょうか?
もちろん選択するのは紛れも無くあなたです。 ただ、工事費用が適正価格を大幅に下回る場合には、それ相応のリスクが付いてまわる事を肝に銘じておいてください。
では、いったい坪単価がいくらなら適正価格なのでしょうか?
実際のところ「坪単価〇〇円」が適正価格などとは言えません。もちろん、最低限かかる費用はあるのですが、 店舗の状況によっても設備費が大きく変わってきます。
また、1階の路面店か、上階の空中店舗によっても変わります。 トイレやエアコン、厨房床の防水の有無などによっても変わってきますし、そしてお客様の要望や使用する素材のグレードによっても変わるのが実情です。
それでもあえて言うならば、飲食店の場合は最低でも1坪あたり30万円程度はかかると思って下さい。
※飲食店内装見積.comの実績ですと、30万円~50万円の価格帯が多いです。
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