大型ショッピングセンターの出店は1件目は避けた方が無難
集客力はあるが、維持費が高い
デパート、ファッションビル、駅ビル、スーパーが現代の大型ショッピングセンターの四天王です。特にスーパーは地域によってはグレードアップしていて遜色がない物件も多いです。
大型ショッピングセンターは、大理石の床、高い天井、耳障りのよいBGM、待ち合わせホール、シーズン毎の飾り付け、すべてお客様として足を運ぶには申し分ない環境です。
しかし、はじめてお店を出す人は、大型ショッピングセンターには手を出さないほうがいいと思います。
一般の路面店を考えると、お店の前は公道で国の所有物だから、壊れれば修理してくれるし、予算が余る年度末には、痛んでもないフェンスも取り替えてくれる。商店街に予算がまわってくれば、レンガ敷きの散歩道ができます。
路面店のオーナーは、お店の前の道路を掃き水をまくだけでいいのです。
一方、大型ショッピングセンターの通路は、お客様にとっては道路の延長線だが、ビルの通路の補修にまで、公共予算はまわってこない。大理石の床もビルの設計料も休憩スペースも、駐車場も、エレベータも、エスカレーターも、代金は借りた店舗の広さに応じて保証金の中に含まれています。
当然、公共部分の維持代も毎月請求されます。
ビルをあげての夏と冬のセールは、チラシはもちろん、テレビ、ラジオで宣伝され、広告宣伝費用は別途請求されます。はじめての出店にしては、維持費がかかりすぎるのが、大型ショッピングセンターの最大のデメリットなのです。
ショッピングセンターの出店はメリットも沢山ある
ショッピングセンターそのものに知名度があるので、人に教えやすいし集客力は路面店にくらべると高いです。また、売上金を毎日集金してくれるので、日々銀行にいかなくてもいいですし、共同で火災、人身保険に加入できます。
開店、閉店時には必ず警備の方が見回りしてくれますし、もし、販売員の遅刻などでお店が開かなければ、即オーナーに連絡がきますし、間に合わなければ臨時の販売員にもなってくれます。また、他店の売上状況がわかるので、月々の売上を他店と比較し対策を練ることもできます。
それでも、1店舗目は路面店のほうがいいでしょう。やはり、保証金や家賃などの月々の経費が高すぎます。
ショッピングセンターの内装工事は高い
ショッピングセンターへの出店の大変さは、内装工事にもあります。殆どが内装業者を指定して、特例以外他業者を認めていない場合が多いです。したがって一般に頼むよりも割高な工事費用になってしまいます。
スケルトンの場合は、まだいいですが、すでにオープンしているテナントに空きがでて、そこに出店する場合は内装業者への工事代金は増えます。内装工事がない(少ない)代わりに、日中は同じフロアの他店が営業しているので、工事が夜しかできず、割増人件費を請求されますし、終日工事ができないので、当然、通常工事よりも期間がかかります。
さらに営業しているフロアのイメージを損なってはいけないので、ビニールシートで部分的に店を覆って工事をするわけにもいきません。
また、埃が他店に舞ってはいけないので、工事によっては実質的な内装工事代金よりも、「囲み」と呼ばれる店全体を覆う工事代金のほうが高いのです。
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