お客様の声その3
■ お客様に聞く - フレンチダイニング&バー ㈱LYTA 陳 建宏様
LYTA(リタ)代表 陳 建宏(ちん けんこう)さんは、飲食店内装見積.comの内装見積もりサービスを利用し、東京・六本木にフレンチダイニング&バーをオープンしました。内装見積もりサービスについての感想を詳しく伺いました。
もくじ |
■ 陳 建宏さんのご紹介 |
– まず自己紹介をお願いいたします。
LYTA(リタ)代表 陳 建宏(ちん けんこう)です。
LYTAでは、フレンチダイニング&バー「ヴィアート」を経営しています。LYTAは、婦人服・雑貨の輸入・販売を行っているLYTAのグループ会社が、飲食事業に初進出するに当たり、設立した会社です。
私は、グループ会社代表からLYTAの運営を任されています。
私はLYTA代表を務めるほか、飲食店コンサルタント、飲食店を経営する私自身の会社代表として活動しています。LYTAのグループ会社代表とは、もともと私の店のお客様としてのお付き合いがありました。飲食業初進出に当たり、いろいろとご相談に乗ってきたこともあり、LYTA代表を引き受けることになりました。
■ 「内装の細部までこだわった店を、納得できる費用で造りました」 |
– 飲食店内装見積.comの内装見積もりサービスを、どのように利用されたのですか。
ヴィアートの内装と厨房機器の手配をお願いする業者さん探しに、利用しました。
ヴィアートは7階建てのビルの4階にある19坪の店。もともとはスケルトン戻し(※)の物件でした。オープンは2012年7月4日です。
※スケルトン戻し:退去の際、借主が、物件を、店舗の造作(ぞうさく)がないスケルトンの状態に戻して貸主に返すこと。造作とは、天井、床板、建具、棚など建物内部のそれぞれの部分
– 完成したヴィアートをご覧になっていかがですか。
内装の細部までこだわった店を、納得できる費用で造ることができたと考えています。
■ 知り合いの業者との長引く見積もり交渉…「カラ家賃を支払い、オープン日を延期」 |
– なぜ内装見積もりサービスを利用されたのでしょう。
知り合いの業者さんに出してもらった見積もりと予算のすり合わせがうまくいかず、飲食店に強い業者さんに当たってみたかったからです。
実は、ヴィアートには、大きな狙いがありました。
ヴィアートのグループ会社が運営する、婦人服店のお客様に、ヴィアートも利用してもらうということです。
婦人服店のお客様にヴィアートを気に入ってもらうために、ヴィアートを婦人服店と同じイメージで造ることにしました。自分たちで細部までまとめたデザイン案を基に、グループ会社がお世話になっている内装業者さんに、設計図を起こしてもらい、内装見積もりを厨房機器代込みで出してもらいました。実は、ヴィアートには、大きな狙いがありました。
ヴィアートのグループ会社が運営する、婦人服店のお客様に、ヴィアートも利用してもらうということです。
婦人服店のコンセプトは「Glamorous Casual」(グラマラス・カジュアル)。クラブやパーティーなどのナイトシーンから、日々の生活で活躍する衣類・雑貨を扱う店。
ところが、見積もりは予算を大幅にオーバー。何回ものやり取りを経て、最後に出てきた見積もりは、デザインを変える前提で、しかも予算とまだかなり開きがありました。
婦人服店のお客様のテイストに合わせなければならないので、デザインは、そうそうゆずれない。一方、予算は限られている…。
先方は、グループ会社がお世話になっている業者さんです。私も、今後、業者さんとの付き合いがある。これ以上見積もりの引き下げをお願いするのは難しいかなと考えました。
この時すでに5月末。見積もりの交渉に時間を取られたため、当初予定していた6月半ばオープンは難しくなり、カラ家賃を払っている状態。
それで「飲食店に強い業者さんなら、なんとかなるのでは。とにかく早くあいみつ(※)を取ろう」とネット検索して、飲食店内装見積.comを見つけたんです。
※あいみつ:合い見積(相見積)の略。工事について複数の業者から見積をとり、比較すること。
– 陳さんは飲食店コンサルでもあります。飲食店に強い内装業者さんのお知り合いもいらっしゃるのでは。
確かにそうですね。ただ、ヴィアートの内装予算はかなりタイトだったので、私の知っている業者さんに依頼したとしても、予算の折り合いがつくまでにかなり時間がかかるはず。 それなら、厳しい予算内で、希望のデザインを実現してくれる業者さんを新たに探そうと考えました。
– なるほど。それでは飲食店内装見積.comを見つけて、どうされましたか。
用意してあったヴィアートの設計図をFAXして、「こういうフレンチダイニグ&バーをこの予算で造りたい」と伝え、業者さんの紹介を依頼しました。
– 飲食店内装見積.comの対応はいかがでしたか。
誠実な印象を受けました。
飲食店内装見積.comの担当者は、「このご予算は、フレンチダイニグ&バーを造る予算としてはかなり厳しいものです。これでは、クオリティの低い地味な店になる可能性が高いと思います。でも、何かいいご提案ができる業者さんがいるかもしれません。なんとか探して、ご紹介しましょう」と言ってました。
私も飲食業界は長いので、かなり無理な予算だと分かっていました。問い合わせする前は、予算を伝えたら、「大丈夫です!このご予算で業者さん見つけます!」と安請け合いしておいて、後からじりじり値段を上げてくるのではないかと考えたりもしました。予想に反して、飲食店内装見積.comの担当者が、こちらが安っぽい店を建ててしまうリスクを考え、敢えて予算の厳しさを指摘する姿勢に誠意を感じました。誠実な印象を受けました。
飲食店内装見積.comの担当者は、「このご予算は、フレンチダイニグ&バーを造る予算としてはかなり厳しいものです。これでは、クオリティの低い地味な店になる可能性が高いと思います。でも、何かいいご提案ができる業者さんがいるかもしれません。なんとか探して、ご紹介しましょう」と言ってました。
– 飲食店内装見積.comを利用するに当たり、不安などはありましたか。他の内装業者紹介サイトを調べたり、利用されたりしましたか。
いいえ。特に不安はありませんでした。担当者の態度から信頼できそうだと感じましたし、万一、見積もりに納得がいかなければ、断ればいいだけのこと。時間もありませんでしたしから、他のサイトはチェックしませんでした。
■ 飲食店内装見積.comは、問い合わせから中2日で業者3社を紹介 |
– それでは問い合わせから、業者さん選定、着工までの流れをお聞かせください。
5月25日に飲食店内装見積.comに問い合わせ、業者さん紹介を依頼、5月28日には業者さん3社を集めてもらって、現地(物件)調査を行いました。カラ家賃を払っている状態でしたし、問い合わせから中2日で現地調査というスピード対応は助かりました。
現地調査の際、店舗の設計図は業者さんたち全員に渡してあったのですが、最終的に工事をお願いした業者さんは、自ら丁寧に採寸し直していました。間違いのない見積もりを出すためでしょうね。実は後で、「いただいた設計図は採寸が間違っています」と指摘されました(笑)。業者さんを選ぶ際には、現地調査での行動、見積もりやご提案内容、仕事に対する姿勢などを重視しました。
この業者さんは、6月初旬頃に厨房機器代込みの内装見積もりを提出してくれました。見積もりは、細かな点まで書かれたもので、内容について尋ねると即答してくれました。
また、私どものデザイン通りに造ると予算を超えてしまうからと、予算内に収めるための代替案をいろいろと提案してくれました。総じて「飲食店の経験が多そうな業者さんだな。誠実な仕事をしてくれそうだ」と考え、この業者さんに決めました。
その後、業者さんと協議を重ねた結果、業者さんは、先に別の業者さんが出した見積もりより、かなり低い金額で内装工事を引き受けてくれることになりました。ただし、内装デザインの妥協を最小限にとどめたので、当初予算よりは、ややオーバーしましたが。デザインへのこだわりをある程度優先せざるを得なかったんで。ヴィアートを、グループ会社の婦人服店のお客様が好む店にして、お客様にヴィアートも利用してもらうという大命題がありましたから。
こうして6月15日着工となりました。
■ こうやって内装費をカット!「費用を削って、イメージ通りの店を実現しました」 |
– どのようにして、内装費や厨房機器代を抑えつつ、思い描いた店に仕上げていったのか、具体的にお聞かせください。
イメージ通りの店にするために必要な、内装デザインは残す一方、業者さんのコスト削減案に沿って、部分的にデザインを変更したり、業者さんの紹介で厨房機器を大幅に安くしてもらったりなどして、コストカットを実現しました。
具体的なコストカット策を挙げると、まず、ローカウンターを見送りました。大きなコストカットでしした。 通常、バーカウンターの内側の床下に水道などの配管類を通すので、カウンターの内側は、カウンター席側より高くなります。店のスタッフがカウンターの内側に立つと、カウンター席を見下ろす形になります。 スタッフとカウンター席のお客様の視線を同じ高さにするために、カウンター席側の床を上げたローカウンターを考えていたのですが、かなりの工事費がかかるのであきらめました。
コストカット①:ローカウンターをハイカウンターに変更。 大きなコストカットになった。
コストカット①:ローカウンターをハイカウンターに変更。
大きなコストカットになった。
(左):コストカット②:ボトルを並べたガラスの棚(左)。よく見ると、外枠がない(右)。
次に、細かな点の見直しを積み重ね、費用をちまちま削っていきました。
例えば、ボトルを並べたガラスの棚。コスト削減で外枠を付けていません。特注したソファの背もたれには、ボタン状の飾りをつけたかったのですが、ラインを入れるだけにしました。トイレの壁のペンキは、自分たちで塗りました。
コストカット③:ソファの装飾は、ラインを入れるだけで我慢
それから、厨房機器はかなりの安値で仕入れました。
内装業者さんから、最大手の厨房機器専門業者さんを紹介してもらい、直接取引したんです。厨房機器業者さんは「内装業者さんには、いつもお世話になっているので」と、破格の値段にしてくれました。これでずいぶん費用を抑えられました。
– いろいろな見直しを重ねてコストカットされたのですね。逆に、イメージ通りの店にするために、敢えて当初のデザインにこだわった点はどういう所でしょう。
緩やかなカーブを描く天井のアール部分、白地にブラウン系のひし形模様を施した床、側面に大理石を使ったカウンタ-などです。カウンターに使った大理石は、国内で仕入れると高くつくので、直接、中国から調達しました。ソファの高さや幅も妥協しませんでした。些細なことですが、ソファが低かったり、幅が狭かったりすると、安っぽく見えるんです。
それなりの店の雰囲気を出すために、インテリアにもこだわりました。カウンター席とテーブル席を隔てる唐草模様の仕切り、壁面を飾る鏡、蝶々をかたどった壁飾り…。カウンター席のイスはロスから取り寄せました。
(左):こだわり①天井のアール部分。②唐草模様の仕切り ③白地にブラウン系のひし形模様を施した床
(右):④側面に大理石を使ったカウンター。⑤ロスから取り寄せた椅子
– 工事は予定通り進みましたか。
それが、内装工事の終盤になってから届いた、大量の「こだわりのインテリア類」の取り付けに時間を取られ、オープン日が2日ほどずれ込みました。致し方ないと思っています。– 工事は予定通り進みましたか。
本来は現場監督である業者の担当者さんは、「店(ヴィアート)に住んでいるんじゃないか!?」(笑)と思うぐらい、現場に張り付いて、鏡や壁飾り、カーテンの取り付けまで手伝ってくれました。私はこれまで、飲食店の施工現場を何度か目にしてきましたが、ここまで手伝ってくれる担当者さんは初めてです。よくやってくれました。
– ヴィアートの工事について、飲食店内装見積.comから業者の紹介料を請求されたり、業者さんからしつこい営業行為を受けるといったことはありましたか。
いいえ。業者さん紹介は一切無料でした。営業行為もありませんでした。
■ 内装業者を選ぶ際のアドバイス |
– 初めて飲食店を開業する方に、内装業者さんを選ぶ際のアドバイスをお願いします。
どれだけ詳細な見積もりが出せるか、見積もりの内容についてきちんと説明できるかが、選択のポイントだと思います。この2点をクリアできる業者さんは、飲食店内装の経験が豊富でしょうから。
今回の工事は、飲食店に強く、信頼できる業者さんにお願いできました。業者さんは、例えば内装の材料を選ぶ際にも、こちらが聞けば「これが最安値です」とはっきり答えてくれます。業者さんから得られる情報は、店舗工事を進める上での判断を容易にしてくれました。
また、細かい事でもどんどん質問して、お互いが納得できるようにする事が大事だと思います。
私はこれまで数多くのお店を立ち上げてきたので、多少なりとも施工知識はあります。そのぶん、業者さんに色々突っ込んで聞きました。質問するのはタダですから(笑)!
■ 今後の目標 |
– 最後に今後の目標をお聞かせください。
ヴィアートは、グループ会社の婦人服店と連動させて運営する予定です。来年半ばまでには、新たに3店舗の出店を計画しています。今度はラウンジ風の店もいいかなと考えています。時間を忘れるぐらいのんびり楽しめる店を作って、東京のナイトライフを演出したいです」(笑)。
お忙しい中、ありがとうございました。お店の成功をお祈りしています。
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